ガバナンス
すべての投資先に、同じ厳格さで説明責任を果たします。
取締役会に加わる者は、現場の経営陣と同じ数値を見ます。グループ内で、この基準の外で月次決算を行う投資先はありません。
月次決算の進め方
すべての投資先は、営業日5日以内に、照合済みの試算表と予算対比の指標をもって月次決算を終えます。5営業日目に出る数字が最終の数字です。後で変わる仮の決算というものは存在しません。
決算を待たないダッシュボード
投資先が使うERPは、グループ内のテクノロジー企業であるIKKIが開発したものです。これにより、取締役会が会議と会議の間に見られるものが変わります。5営業日目に確定する試算表を待つのではなく、パートナーは、販売・請求・在庫管理に現場が使うのと同じシステムから、リアルタイムで指標を確認できます。
試算表と管理損益計算書は、月次決算を確定し、議事録に残る意思決定を導く正式な数値であり続けます。しかし、取締役会の開催と開催の間が、情報の空白期間になることはありません。取締役会のメンバーは、決められた日だけでなく、いつでもダッシュボードを開くことができます。
ダッシュボードを支えるシステム
上で触れたプラットフォームには、実在する名前があります。IKKIが開発した「Phanes」です。以下に示すのは、単なるプレゼンテーション資料ではありません。投資先が最初の月から実際に開いている、同じエグゼクティブ・ダッシュボードです。発生主義の損益計算書、推定EBITDA、期間中のキャッシュを表示し、すべての数値は元となる会計仕訳までドリルダウンできます。

同じダッシュボードは、グループの投資先と同規模の企業向けにKroll/Anbimaを参照した市場マルチプルにより、バリュエーションも算出します。取締役会は、システムの外で別途行われた試算ではなく、同じ物差しをもとに成長と売却価格を議論します。

同じグループのテクノロジーチームは、11か国の銀行と連携する、個人および軽量法人向け家計簿アプリ「Óbolo」も開発しています。これは持株会社のガバナンスツールではありませんが、IKKIがポートフォリオの内外を問わず手がけるあらゆるプロダクトに適用する実行基準を示すものです。

取締役会の関わり方
各投資先の取締役会は、現場で使われているのと同じ報告書、すなわち試算表、管理損益計算書、予算対比の指標を受け取ります。社外向けの要約版と社内だけの完全版という二つのバージョンは存在しません。
経営陣の関わり方
アンテケーラは、遠くから決定を下す中央の経営陣ではなく、投資先ごとに取締役会を置いて運営します。グループの各企業には持株会社のパートナーが取締役会に加わり、四半期報告だけでなく毎月、現場の担当者とともに数値を確認します。
このモデルは、特定の個人の存在感よりも継続性を優先します。管理会計の基準や取締役会の規律は、誰がその席に座るかに関わらず適用され、グループ内のすべての投資先で変わりません。
グループに加わったばかりの企業にとって、その変化はまずスケジュールに表れます。最初の取締役会は、歓迎のプレゼンテーションではなく、正式な議題、手元の試算表、そして議論される予算とともに始まります。これが、最初の決算以降、毎月繰り返される基準です。
例外ではなく、一つの基準
このプロセスは、企業の規模やパートナーの在籍年数によって変わることはありません。グループ内のすべての投資先において、参画した時点から同じ管理会計モデルが適用されます。
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